教師からの転職は退職してからやるべきか?在職中にやるべきか?【年収アップを狙う場合】

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悩む人
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教師が転職するときって、退職してからの方がいいの......?

僕が教師からの転職を考える際、「退職してから転職活動をすべきか、それとも在職中に進めるべきか」と悩みました。

教師から年収アップを目指す転職場合、どちらを選ぶのかは非常に重要なポイントです。

具体的な年収アップ転職の方法についてはこちら

Kei
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結論から言うと、教師は在職中に転職活動することをおすすめします。

この記事では、採用者側の視点や、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説し、教師が年収アップを狙う転職活動における最適な進め方を考察します。

採用者側はどう見ているか

転職活動を進める上で気になるのが、採用担当者が在職中の応募者と離職中の応募者をどう見ているのかという点です。

転職エージェントサービスWORKPORTのアンケート結果によれば、「転職理由やスキルを重視するため、在職中か離職中かは関係ない」と答えた採用担当者が70%にのぼります。

出典 WORKPORT

一方で、離職中の場合は入社までのスピード感が評価され、急募案件で有利になることもあるようです。

しかし、離職期間が長くなるとスキルの劣化や採用担当者の不安材料になる可能性もあります。

在職中ににも退職後にも、それぞれメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが有利とは言えません。

したがって、自身の金銭面、時間面、体調面を考慮し、最適な方法を選ぶのが重要です。

Kei
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次は、双方のメリット・デメリットを解説します。

在職中の転職活動のメリット・デメリット

メリット

収入面で不安がない

在職中であれば定期収入があるため、転職活動が長引いても金銭的な不安を抱えずに済みます。

焦って妥協する転職先を選んでしまうリスクも軽減されます。

離職期間なしで転職できる

離職期間がないことで、採用担当者に不安を与えるリスクを回避できます。

現職に残るという選択肢をもてる

転職活動を進める中で現職の良さを再発見することもあります。

現職に留まるという選択肢をもって行う転職活動は、相当の安心感があります。

デメリット

現職の仕事と並行する必要がある

仕事を続けながら転職活動を進めるのは時間的に厳しく、転職活動が滞る可能性があります。

Kei
Kei

企業研究や面接対策、SPI・玉手箱対策などを、仕事をしながら行うのはかなりハードでした。

面接日程の調整が難しい

多くの面接が日中に行われるため、現職とのスケジュール調整が大変です。

Kei
Kei

転職エージェントとの面談や企業面接は、いつも有給を利用していました。

退職日と入社日の調整が難しい

ボーナス支給や有給休暇の消化などを考慮しつつ、転職先の希望入社日と調整するのは容易ではありません。

退職後の転職活動のメリット・デメリット

メリット

転職活動に専念できる

時間を十分に使えるため、自己分析や企業研究に集中できます。

じっくり考えた上で自分に合った企業を見つけることができます。

面接日程の調整がしやすい

フレキシブルに面接日程を組めるため、スピーディーに選考を進められます。

応募企業の入社条件に柔軟に対応できる

企業側の「早期入社」の希望に応えやすくなり、急募案件で有利になることもあります。

デメリット

安定した収入がなくなる

会社を辞めると収入が途絶えるため、貯金を切り崩さざるを得ない状況になる可能性があります。

特に、公立学校の教師は地方公務員のため、雇用保険法の適用の対象外となり、公務員を退職しても失業給付を受けることはできません

転職先を妥協する可能性がある

貯金を切り崩して生活し、転職活動が長引くと、焦って転職先を選んでしまう危険性があります。

本来は年収アップの転職を目指していたはずなのに、減っていく貯金を見て、「どこでもいいから早く転職先を決めたい」という、転職すること自体が目的になってしまう可能性があります。

離職期間が発生する

転職活動が長引いた場合、離職期間が発生し、採用担当者に不安を抱かせるリスクがあります。

年収アップを希望する教師はどちらがいいのか

教師が年収アップを狙う場合、在職中に転職活動を行うことをおすすめします。

理由は以下の3つです。

転職活動が長期化する可能性が高い

教師に年収アップの条件を提示してくれる企業は少なく、希望する条件に合致する企業を見つけるのは容易ではありません。

Kei
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実際に、僕も転職するまで10ヶ月ほどかかりました。

公務員は失業給付を受給できない

公立学校の教師は地方公務員のため、雇用保険法の適用の対象外となり、公務員を退職しても失業給付を受けることはできません。

そのため、貯金を切り崩して生活する必要が出てきます。

加えて、教員の年収アップを狙った転職活動は長期化する可能性が高く、退職後の転職活動は、金銭面での負担がかなり大きくなります。

焦りから妥協しやすい

退職後の転職活動は、無収入のプレッシャーから、希望条件を下げて転職してしまうリスクがあります。

Kei
Kei

在職中の転職であっても「早く転職活動を終わらせたい」と常に考えていました。加えて無収入だったと思うと......。

在職中であれば時間は限られるものの、収入面での余裕があるため、落ち着いて転職活動を進めることができます。

まとめ

教師が年収アップを目指す転職活動では、在職中に進める方が現実的です。

収入面の安定を確保しながら、時間をかけて希望条件に合った転職先を見つけることが、理想のキャリアチェンジにつながります。

とはいえ、個々の状況や優先順位に応じて、最適な方法を選ぶことが大切です。

Kei
Kei

『教師の年収アップNavi』は、他にも教員からの転職に役立つ情報を発信しています。

参考になれば幸いです。