
「教員から転職したら後悔するのではないか…」
「実際に転職して後悔した人は何を後悔しているの...」
そんな思いから、このページをご覧になっているのではないでしょうか。
転職に不安はつきものです。
特に、教員のように安定性の高い職業からの転職となると、不安が大きくなるのも当然です。
そこで本記事では、現在転職を検討している教員の方向けに、
- 転職して後悔したこと6選
- 後悔しないために準備しておくべきこと
について、実体験をもとに解説します。

転職して後々に後悔したくない人はぜひご参考にしてください。
教員を辞めて後悔したこと6選
僕は教員からIT企業に転職しました。
もともとは「教員以外の仕事にも挑戦してみたい」という前向きな思いから転職を決意しましたが、教員の働き方に不満があったのも事実です。
月100時間を超える時間外労働、校務分掌の負担の偏り、生産性を感じにくい業務、そして上司の理不尽さなど、悩みは少なくありませんでした。
ただ、実際に転職してみて感じたのは、「教員を辞めたからといって、不満がすべて解消するわけではない」ということです。
どんな仕事にも大変な面はあります。
それでも僕の場合は教員から転職してよかったと思っています。
一方で、「この点は教員のほうがよかったな」と感じる部分や、「ここは転職前にもう少し考えておくべきだった」と思う点もあります。
では、教員から転職したリアルな実体験として教員を辞めて後悔したことを紹介します。
もったいないと感じることがある
大学で教員免許を取得し、教員採用試験のために勉強した時間。
よりよいクラスや学年をつくるために学び、努力してきた時間。
部活動で勝ち上がるために費やした時間——そうした日々を思い返すと、すべて捨ててしまったように感じて、「もったいなかったのではないか」とふと考えてしまうことがあります。
もちろん、教員生活の中で培ったスキルや経験が、今の仕事に活きている場面は多くあります。
それでも、「いい先生になりたい」と努力していた当時の自分の時間が、どこか無駄になってしまったように感じてしまい、少し後悔の気持ちがよぎることがあります。
ノルマがある
教員時代は、数字を意識することはほとんどありませんでしたが、今は「今月の目標を達成できるかどうか」という数字を常に考えながら働いています。
利益を最大化することが目的の仕事なので当然といえば当然ですが、教員時代はそうしたプレッシャーを感じることなく業務に取り組めていました。
そういう意味では気が楽だったと感じることもあります。
一方で、目標やノルマを達成したときの喜びや達成感は教員時代には味わえなかったものです。
そうした世界を経験できたことは良かったと思っています。
年収が不安定になった
教員は、転職によって年収が下がるケースが少なくありません。
実際に教員から転職した人の話を聞くと、年収が下がり、「教員に戻ったほうがよいのではないか」と悩んでいる人も多くいます。
教員をしていた頃にも、転職後に年収への不満から教員に戻った人を何人か見てきました。
僕の場合は年収アップを実現できたため、その点についての後悔はありません。
ただ、公務員である教員の年収の安定性はやはり大きな魅力だと思います。
自分の場合上場企業に転職できたため、比較的安定性の高い環境ではありますが、それでも公務員の安定性には及ばないと感じます。
教員時代は業績によってボーナスが減る心配もないし、新型コロナウイルスが蔓延した際も、安定した給与や賞与が支給されていました。
一方で、コロナ禍の影響を受け、会社の業績が悪化し、3年ほどボーナスが支給されなかった民間勤めの友人もいました。
長年安定した給与を受け取ってきた身としては、民間企業の不安定さに不安を感じることがあります。
立場が変化した
教員時代は、主事として重要な業務を取りまとめたり、主任として一定の立場でマネジメントを担ったりしてきました。
しかし転職後、まずは仕事を覚える立場からスタートです。
もちろん、即戦力として採用されている以上、すぐに会社へ貢献しなければならないことは理解していました。
ただ、業務の全体像を把握できるようになるまでは、さまざまな人に教えてもらいながら仕事を進める状況が続いていました。
そんなとき、教員として長く働いてきた自分は、当時それなりに組織に貢献できていたのだと実感しました。
そして、まだ十分に貢献できていない現在の自分と比べてしまい、もどかしさを感じていました。
それでも、目の前の業務に全力で取り組めば会社に貢献できますし、成果が評価されれば将来的にマネジメントの立場に就くこともできます。
そう考えることで、当時は前向きにがんばっていました。
長期休暇がなくなった
教員は日頃の時間外労働が多い分、夏休み・冬休み・春休みといった長期休業期間に年休を取得する先生が多いと思います。
転職してからは時間外労働こそ減ったものの、まとまった長期休暇はなかなか取りづらくなりました。
その点では、教員という働き方は恵まれていたんだなと感じることがあります。
やりがいを感じにくくなった
やはり教員は、やりがいを感じやすい職業だと思います。
教員のときは、生徒が「授業がわかりやすい」と言ってくれたり、「先生のクラスでよかった」と声をかけてくれたりしました。
保護者から感謝の言葉をもらった瞬間や、生徒の成長を間近で実感できる場面など、教員には「がんばってよかった」と思える機会が数多くあります。
もちろん業種によるとは思いますが、転職後は今の仕事と比較して、教員はやりがいを実感しやすい仕事だったのだと感じることがよくあります。
教員を辞めてよかったこと
逆に転職してよかったことも多くあります。
プライベートの時間を確保できるようになった
これに尽きます。
教員時代はとにかく時間外労働が多く、平日は帰宅が遅くなることが当たり前でした。また、土日も部活動に追われていました。
転職後は残業がほとんどなく、休日出勤はまずありえません。
休日は朝からゆっくり過ごせるようになり、プライベートや育児にしっかり時間を充てられるようになりました。
本当に転職してよかったと感じています。
正当な評価制度
教員時代は、仕事の成果にかかわらず年功序列で昇給していく仕組みだったため、ほとんど仕事をしていない先生のほうが自分より給料が高い、ということが普通でした。
そのため、仕事への意欲が下がってしまうこともありました。
しかし、転職後は、明らかに努力不足や人や成果が伴っていない人はほとんど昇給していないのを見て、「これが本来あるべき姿だな」と感じました。
決して楽はできませんが、頑張って結果を出した分だけ正当に評価してもらえる環境なので、仕事に対するモチベーションは高まりました。
教員を辞めた人の実例
筆者以外にも教員を辞めた方は多くいます。
その中でも、後悔していることがあるという方の話をまとめました。
Uさんの事例
- 34歳 男性
- 小学校教諭→保険営業
※クラウドソーシングサービスにて調査
Uさんは、当時教頭だった上司からのパワハラにより、教員として働き続ける自信を失い、転職を決意しました。
もともと興味のあった外資系の保険営業へ転職し、年収や人間関係の面では「転職してよかった」と感じているそうです。
しかし、これまで切磋琢磨してきた同期が今も教員として働いている姿を見ると、「なぜ自分は教員を辞めてしまったのだろう」と考えることがあり、再び教壇に立ちたいという思いも芽生えてきました。
「転職ではなく、異動という選択肢もあったのではないか」と振り返ることもあるそうです。
現在の仕事にもやりがいを感じているため、保険営業は続けていますが、将来的には教員に戻ることも視野に入れているとのことです。
Sさんの事例
- 27歳 女性
- 中学校教諭→化学メーカー研究職
※クラウドソーシングサービスにて調査
Sさんは、素行に課題のある生徒との関係づくりに悩み、転職を決意しました。
教育に対する熱意はあったものの、自分のクラスの生徒との関係構築に苦労し続けるうちに心身ともに疲れ、「今後も同じような状況が続くのではないか」と考え、教員を続けていく自信を失ってしまいました。
その後、化学メーカーへ転職しましたが、年収面での不安や、やはりもう一度教育現場で挑戦したいという思いが強まり、退職から2年後に教員へ復帰しました。
今では一度民間に転職した経験が活き、力みすぎないことで、楽しく教員を続けられているそうです。
年間で何人の教員が転職しているのか
実際に転職をしている教員のデータを見てみましょう。
令和4年度学校教員統計の調査によると、令和3年4月1日から令和4年3月31日の1年間に、公立小学校から2,098人、公立中学校から1,288、公立高等学校から651人の教員が転職を理由に離職しています。(参考:文部科学省 令和4年度学校教員統計(学校教員統計調査の結果)確定値)
転職に不利と言われている教員ですが、毎年多くの転職者がいます。
そんな転職経験者を参考に、教員を辞める前にやっておくべきことを学んでおきましょう。
後悔しないポイントとは? 辞める前にやっておくべきことを紹介
転職の目的を明確にしておく
転職によって、すべての悩みが必ず解決するわけではありません。
理想の職場を見つけるためには、事前にしっかりと情報収集を行うことが大切です。
それでも、実際に転職してみると「職場の雰囲気が思っていたものと違った」「人間関係は教員時代のほうがよかった」といった新たな悩みが生まれることもあります。
だからこそ「スキルアップのため」「残業を減らすため」など、転職の目的を明確にしておくことが重要です。
目的がはっきりしていれば、新たな悩みが生じた場合でも、当初の目標を達成できているかどうかを基準に判断できます。
その結果、再び安易に「辞めたい」と感じてしまうことを防ぎやすくなります。
情報収集をしておく
情報収集を徹底することで、転職後のミスマッチを抑えることができます。
「転職理由が改善されない」といった事態を避けるためにも、Webサイトや面談、実際にその企業で働いている人への質問などを通して情報を集め、企業分析をしっかり行いましょう。
とはいえ、実際に働いている人の話を直接聞ける機会は多くありません。
そこでおすすめなのが、転職会議のような社員口コミサイトの活用です。
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僕自身も転職活動の際に応募を検討した企業の口コミをすべて確認しました。
職場の雰囲気やリアルな年収事情などを知ることができ、とても参考になります。
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貯金をしておく
貯金をしておくことも、後悔しないために大切な準備の一つです。
転職後は、「もしかして失敗だったのではないか」と不安になることもあります。
そんなときに、貯金がなくお金に余裕がない状態だと、焦りが生じて冷静な判断ができなくなることがあります。
たとえ転職先で「辞めたい」と思うほど悩んだとしても、蓄えがあれば「万が一また転職することになっても、当面の生活は大丈夫」と考えることができます。
その結果、焦って間違った選択をすることなく、落ち着いて次の一手を判断できるようになります。
まとめ
教員から転職して後悔したこと、後悔しないためにやっておくべきことについてでした。
転職前に企業の情報を収集しておくことはやはり重要です。
情報収集におすすめの転職クチコミサイトをもう一度掲載しておきます。
おすすめの転職口コミサイトをうまく利用して、後悔のない転職活動をおこなってください!
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参考にしていただければ幸いです。